「裏山を拾う」ってどういうこと?
裏山がうまく拾えなくて困っている…
そんなお悩みを解決するため、今回は裏山についてわかりやすく解説します!
また、裏山の拾いにくさを解消するための簡単な工夫も一緒にご紹介します。
写真付きでわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
裏山とは?
裏山とは?
裏山とは、これです↓(黄色部分)
鎖編みを裏返したところの、ポコっと出ている山のことをいいます。
裏山を拾うとは
裏山を拾うとは、山のトンネル部分にかぎ針を通して編んでいくことをいいます。
例えば「裏山を拾って細編みをする」場合は、以下のように編みます。
裏山を拾いやすくする方法
実際に編んでみると分かるのですが、裏山は少し拾いにくくて時間がかかってしまいます。
ですがちょっとした工夫でかなり拾いやすくなります!
いくつかご紹介するので、ご自身のやりやすい方法を探していただければと思います。
最初の鎖目を緩く編む
裏山が拾いにくい原因として、はじめの鎖編みをきつく編みすぎている可能性があります。
糸を引っかけている方の手の力を抜いて、少し余裕を持たせて編むことで隙間ができ拾いやすくなります。
最初の鎖編みだけかぎ針の号を大きくする
初めの鎖編みだけ針の号数を変えるのもおすすめです。
同じきつさで1号大きくして編んでみました。
1号大きく編んだ方は隙間ができるので針を通しやすくなります。
裏山を下から拾い上げる
裏山にかぎ針をまっすぐ通すのではなく、下に通してから拾い上げるという方法です。
私はいつもこの方法で裏山を拾っています。
裏山を拾う理由と必要性
そもそも、なぜ編みにくい裏山を拾うのでしょうか?
裏山を編まなくても、鎖編みの真ん中に針を入れて編めばいいのでは?と思ってしまいます。
わざわざ裏山を拾うのには以下のような理由があります。
鎖目が緩まないから
裏山を拾って編んだ場合と鎖目を拾って編んだ場合を比べると以下のようになります。
見た目はどちらもきれいですが、鎖目を拾って編んだ方が鎖目が緩み縦幅が大きくなっている印象です。
また写真では分からないのですが、鎖目を拾った方は鎖編み部分の隙間が若干目立っていました。
編み目がきれいに見えるから
鎖目を拾って編んだ場合と比べると、横から見たときに鎖目がきれいに見えて
見栄えが良くなります。
毎回裏山を拾うべき?
結論から言うと、どちらでも大丈夫です!
見た目を重視される場合は、裏山で拾うのがオススメです。
かぎ針編みの本を見ていても、裏山を拾うと記載されていることが多い印象でした。
ですが鎖目を拾う方法と比べると少し難しいですし、時間がかかってしまうという方も多いと思います。
初心者の方やできるだけ簡単に編みたい方は、より簡単でスムーズに編める、鎖目を拾う方法から始めてみるのがオススメです。
まとめ
「裏山を拾う」ことについて少しでもご理解いただけたらうれしいです!
きつく編んでしまったり、細い毛糸で編んでいたりすると
裏山が拾いにくくて苦戦してしまう方も多いと思いますが、少しの工夫で編みやすくなります。
裏山を拾わなくても鎖編みを拾うという簡単な方法もあるので、
正しいやり方にこだわりすぎず、やりやすい方法を探してほしいなと思います!
ご自身がしっくりくる方法で自由に楽しんで編んでみてくださいね!