かぎ針編みで途中で色を変えるにはどうしたらいいんだろう
そんなお悩みにお答えするため、今回は色変えの方法をご紹介します。
色を変えることで一気にカラフルになって見た目の雰囲気もかなり変わりますよね。
難しそうに思えますが、やり方さえ分かれば初心者さんでもすぐにできるようになります。
また色変えの時だけではなく、糸が途中でなくなって新しい糸をつけるというときにも使えます。
初心者さんにも分かりやすいよう、具体的に解説しているのでぜひ記事を見ながら実践してみてくださいね。
段の途中で色を変える方法
細編みの場合の解説です。
(長編みなど他の編み方でも大きくは変わりません。詳しくは下にて記載しています。)
色変えをするとき、新しい糸は色を変えたい目の1つ前の目から使用します。
なので色を変えたい目の2つ前の目までは通常通りに編んでください。
次の目(色を変える目の1つ手前の目)に細編みを途中まで編みます。
針を入れて糸をかけ引き抜いた状態。(最後の引き抜きをする前の段階です)
ここから新しい糸を使います。今編んでいる糸は針にかけておくのですが、
針へのかけ方は、今編んでいるのが表か裏かで変わります。
円を編むときなどはずっと表面を編んでいくことになるので単純です。
一方で四角など1段編むごとに裏返しにするものは、表と裏が交互になるので
編んでいる段によって糸のかけ方が変わります。
〈表と裏の見分け方〉
編んでいる面の1段目が、
Vの形なら表
Λなら裏(ーの下にΛがあるような形)
下の画像の場合、1段目がΛなので裏面になります。
針に新しい糸をかけて一気に引き抜きます。
この後は通常通りに細編みを新しい糸で編めばOKです!
その時に、変える前の糸と新しい糸の余り部分を一緒に編みこみます。
下の画像のように針を目に入れた時、2本の糸が針の上にあるようにして細編みをします。
しばらく色を変えない場合は、糸を切って編みこめば糸始末が楽になります。
模様をつけるときなど頻繁に色を変える場合は、次の色変えの目まで糸を一緒に編みこんでいけば毛糸を切らなくても色を変えることができます。
〈長編みの場合〉
長編みの場合は、最後の糸をかけて引き抜く手前まで編みます。
そのほかの編み方でも最後の1工程(引き抜き)を残した段階まで編みます。
その後は同じように糸を変えて編んでいけばOKです!
段ごとに色を変える方法
ボーダー柄など段ごとに色を変えていく場合のやり方です。
色を変えたい段の一つ前の段まで通常通り編みます。
段の最後の目で色変えをします。(下図)
その後は立ち上がりの目を編んで通常通りに編んでいきましょう。
変える前の糸(薄紫の糸)は切らずに垂らしたままの状態にしておきます。(糸を休ませるといいます。)
赤の糸で2段編んできました。
ここで再び薄紫の糸に色変えをします。
休ませていた糸をそのまま上にもってきて引き抜きます。(糸を渡すといいます。)
渡した糸をきつく短くしすぎると形が曲がってしまうので、
糸の突っ張り具合を調整して色変え完了です!
糸を休めるのは、糸を渡す長さが短いときに使われます。
糸を渡す距離が長い場合は、糸を切って編みこむときれいに仕上がります。
丸を編むときに段ごとで色を変える方法
丸を編むとき(立体も平面も同じ)も、色を変えたい段の前の段で色変えをします。
段の最後の目で糸を変え、新しい糸で1目めに引き抜き編みをします。
その後は普通に編んでいけばOKです!
丸の編み方については以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は、かぎ針編みの色変えの方法をご紹介しました。
色変えの方法を身につけると、ボーダーやドット絵などの複雑な模様も編めるようになるので
一気に作れる作品の幅が広がり、よりかぎ針編みが楽しくなっていきます!
ぜひお好きな色の組み合わせで様々な作品を編んでみてくださいね!